熊本地震復興支援活動報告 9

春祭り・福を呼ぶフグ鍋パーティー

3月23~24日の2日間、阿蘇YMCAで『春祭り・福を呼ぶフグ鍋パーティー』を行いました。昨年に続いて2回目のフグ鍋です。23日には阿蘇市の被災者の皆さん50人が、24日は益城町の木山仮設住宅と御船町の木倉仮設住宅で暮らす被災者の皆さん40人が参加してくださいました。宇部・小野田協働体から参加したボランティアは、信徒と司祭合わせて15名。スタッフの分も合わせて100人前のフグ鍋を準備しました。夜の回では、『道の駅・阿蘇』の理事長さん率いる「的石オルディーズ」によるバンド演奏もあり、とても盛り上がりました。今回も、フグは宇部教会の近くの魚屋さんが寄付して下さったもの。野菜は、信徒の畑で採れたものです。仮設住宅からの参加者の多くはご高齢の方。「妻と死別して以来一人暮らしなので、こうして皆さんと食事できる機会を本当に楽しみにしています」と言って下さる方もいました。「みんなで楽しく食事をするのが、幸せの基本ですね」という声も聞かれました。帰りに、カトリック健軍教会を訪問。山口県のお菓子をお届けしました。教会の庭では、ちょうど桜が満開でした。同じ敷地に幼稚園が併設されています。熊本でも屈指の桜の名所、健軍自衛隊通りでも桜が満開。山口県ではまだ咲いていなかったので、一足早いお花見を楽しむことができました。
震災から2年近くが過ぎ、自分たちの存在が忘れ去られてゆくのがつらいという声をあちこちで聞きました。忘れられることで、自分たちの存在が否定されたような気がするのでしょう。これからも、被災者の皆さんの苦しみに寄り添う活動を続けてゆきたいと思います。

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