熊本地震復興支援活動報告 7

「たなばた瓦そばパーティー」を開催

6月30日、7月1日の両日、熊本地震の被災者の皆さんを阿蘇YMCAにお招きし、山口名物の瓦そばでおもてなししました。今回は、片柳神父と宇部・小野田協働体の信徒総勢14名で阿蘇にお伺いしました。阿蘇YMCAに到着したときは雨でしたが、しだいに雨が上がり、阿蘇山が雲の中から顔を出しました。皆さんをお迎えするために台所で自慢の腕を振るう女性陣、今回使用した野菜のほとんどは、宇部・小野田の信者さんたちの畑で採れたものです。6月30日の晩は、地元、阿蘇の被災者の皆さんをお招きしました。近隣の車帰地区の方々や、阿蘇市の仮設住宅で暮らしておられる方々です。「道の駅・阿蘇」の経営者の方が率いる地元のバンドや、YMCA尾ヶ石保育園の子どもたちも来てくれました。一夜明けて、7月1日のお昼頃、熊本YMCAが運営する益城町と御船町の仮設住宅から、被災者の皆さんがバスで到着。瓦そばパーティーの第二部が始まりました。お椀に盛られた瓦そばは、お肉や卵がたっぷり入って、とても好評でした。隠し味の紅葉おろしとレモンも効いていました。パーティーの最後に、萩焼が全員に当たる抽選会がありました。萩焼は、萩市観光協会のご協力で入手したものです。ちょうどこの日がお誕生日という方に、特別なプレゼントも差し上げました。楽しいひとときは、あっという間に終わってしまいます。

「仮設住宅での暮らしが始まって1年が過ぎ、住民の間にはもう新しい住居を見つけて仮設住宅を去る人たちも出てきました。一方で、先の見通しがまったく立たない住民も多く、生活再建の進み具合いにばらつきが生まれています。一人暮らしのお年寄りもおり、コミュニティーづくりが最大の課題です。」木山仮設団地相談員、佐藤忍さん談

もうじき七夕という頃で、帰り際に、被災者の皆さんが短冊を書いてくださいました。暑さが厳しくなってゆく中で、仮設住宅での暮らしはさぞかし大変でしょう。皆さんの健康と、一日も早く家に戻れる日を祈らずにはいられません。

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