年間第25主日 B年

第一朗読『知恵の書』

知恵 2:12、17-20

今回の福音書の中には、二つの違ったテーマがあります。ひとつは、もう一度イエス様がご自分の受難を予告されることです。第一朗読は、これと結ばれています。正しい人に対する悪人の陰謀による言葉です。けれども、ある言葉は、十字架にかかっているキリストに対して罵る人々とまったく同じものです。つまり、キリストに従う人は、キリストと同じような苦しみ、罵られることを受けるのです。神が助けないような状態にいるということです。

第二朗読『使徒ヤコブの手紙』

ヤコブ 3:16~4:3

福音朗読 参照

福音朗読『マルコによる福音』

マルコ 9:30-37

第一朗読のところで言ったように、イエス様は二度目の受難予告をされます。しかしながら、使徒たちはそのことを理解せずに、ただ、誰が一番偉いかと互いに議論します。そうするとイエス様は、模範として子どもを真ん中に立たせます。

子どもになるということは、どういう意味でしょうか? 今回の第二朗読では、それとは反対の心がはっきり示されています。

(文:キリストバル・バリョヌェボ神父)

参考文献

書籍『キリストへの新しい道』
著:キリストバル・バリョヌェボ神父

書籍『主日の聖書解説』
著:雨宮慧神父

冊子『聖書と典礼』について

毎週 主日のミサ で使われる冊子で、ミサで朗読される聖書箇所も書かれています。オリエンス宗教研究所 から発行されており、数週先のものまで各教会に置いてありますので、お近くのカトリック教会にてお求めください。