新型コロナウィルスへの対応について

新型コロナウィルスへの対応

2020年3月6日

宇部・小野田協働体の皆様

 新型コロナウィルスの流行によって各地で公開でのミサや教会行事が中止されてゆく中、先日、ついにお隣の下関市でも感染の事例が報告されました。広島教区では2月29日付で司教様が「教区内5県の状況が異なるため、小教区の事情によってミサを中止してもよい。その場合、司教あるいは教区本部事務局に報告する」との通達が出されておりますので、この指針に準拠し、宇部・小野田協働体の3教会では、3月7日~21日(3月8日、15日の主日を含む)のミサを中止することに決定しました。それ以降については状況を見て判断したいと思います。宇部教会における平日のミサも中止です。

 ミサ以外に関しては以下のようにしたいと思います。

  • 通夜、葬儀については、最小限の人数で、聖餐式を伴わない形で実施する。
  • 勉強会、十字架の道行などの集まりも中止する。
  • やむを得ない事情で少人数の集まりを行う場合、手洗い、アルコール消毒、マスク着用などを徹底する。

 「ミサの中止」と表現されていますが、教会では司祭が非公開でミサを行っています。厳密に言えば、「公開のミサの中止」ということです。ミサの恵みは全協働体のみならず、全世界にまで及ぶものですので、ミサが公開されていなくてもその恵みに与ることができます。添付の「霊的聖体拝領の勧め」のプリントを参照して、各自、それぞれの場で祈りを捧げ、御聖体の恵みに与ることをお勧めします。
 新型コロナウィルスが蔓延した場合、高齢者や既往症のある方をはじめ、多くの方の命が危険にさらされることになります。「すべての命を守るため」という観点からのやむを得ない判断ですので、ご理解いただければ幸いです。
すでに各国で新型コロナウィルスによる死者が多数出ています。亡くなられた方々の魂の安息のため、感染された方々の一日も早い快復のため、医療従事者や感染拡大防止のために尽力しておられる方々のため、さまざまな困難や不便を耐えておられるすべての方々のために、心よりお祈りしたいと思います。感染拡大が一日も早く収束し、元の暮らしを取り戻すことができますように。

主任司祭・片柳弘史

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