【霊的聖体拝領の勧め】1

【霊的聖体拝領の勧め】
 ヨハネ・パウロ2世は回勅『教会にいのちを与える聖体』で「ミサにあずかっても聖体拝領しないときは、霊的に拝領することができます」というイエスの聖テレジアの言葉を引用し、霊的聖体拝領を勧めています(34)。ミサの中止などによってやむを得ず聖体拝領ができない場合も、霊的聖体拝領が勧められます。霊的聖体拝領に決まった形式はありませんが、以下の聖アルフォンソ・リゴリの祈りがよく知られています。主日であれば、その日の聖書箇所をよく味わってから、この祈りを唱えてはどうでしょうか。

わたしのイエスよ、
最も祝福された秘跡のうちに
あなたがおられることを信じています。
わたしはあなたを何よりも愛し、
わたしの魂にお迎えしたいと望んでいます。
いまは秘跡によってあなたを受けることができませんから、
せめて霊的にわたしの心に来て下さい。
わたしはすでにあなたがわたしの心におられるようにあなたを抱きしめ、
わたしのすべてをあなたと結びつけます。
わたしがあなたから離れることを
おゆるしにならないでください。アーメン。